【鉄道設備の世界市場】は今後も成長 | 鉄道の求人なら埼玉県、春日部市の株式会社A'Train | ブログ

　このブログでは珍しくアカデミックな話しだけど、鉄道業界の近未来展望はけっこう明るいらしいです。

　グローバルインフォメーションという会社の調査によると『鉄道設備の世界市場は2030年までに4,310億米ドルに達する見込み』なのだそうです。2024年から2030年にかけてのCAGR（年平均成長率）は5.2％で、貨物型は3.4％、旅客セグメントではさらに高く6.1％になるのだとか。

　これって、とにかくベースというかお金の桁がでかいのでピンとこないけど、とにかく凄い。なにしろ国土交通省の資料によると世界全体での市場規模は67倍の約9.7兆円あり、それがさらに成長してるというのだから、わが国としては見逃す手はない。

　すでに売り込みが進んでいる例としては英国やインド、タイ、アメリカ、ベトナムの高速鉄道。UAEやバングラデシュフィリピン、インドネシアの都市鉄道、などなどあり、アメリカではリニアの計画もある。

　そして日本の鉄道の強味は車両の完成度だけでなく、運用システムの優れた点にもあり、ソフト面でも世界の中で十分に渡り合えると言える。なんだか誇りを感じる話しです、

　競合国としてはドイツ、フランス、中国、韓国などがいるわけだけど、稼働率の高さ、つまり故障の少なさや運行の正確性ではジャパンメイドが郡を抜いています。そういえばドーバー海峡トンネル内でフランス製の車両が止まってしまった時に、日立の車両が助けに行ったなんてこともありましたっけ。

●国土交通省　PDF
●グローバルインフォメーション