鉄道業界の厳格なルール③【装備篇】

ブログ画像

 車両基地の構内で作業する者は厳格に守らなければいけない備えがある。それはヘルメット、安全ベスト(反射材チョッキ)、安全靴の着用だ。これを忘れたりすると「テヘッ」では済まされないで「お帰りください」となる。仕事なんてさせてもらえないのだ。

 つまりこれらの装備は作業には直接関係なくても、用意しなくてはならない絶対条件てやつだ。このほかにも作業帽も準装備品と言っていいと思う。電車の車両内部の仕事の場合はヘルメットを脱いでの作業ができる場合があるんだけど、そんな時でも帽子は被らないといけない。でも帽子を忘れたりすると代わりにヘルメットを被ることになるので、残念なことになるってワケ。だってやっぱりヘルメット被っての作業より帽子の方が快適だからね、

 なんでそこまで装備に厳しくしてるかと言えば、もちろん過去にあった事故を教訓にしているわけで、恐らくは重大な事故もあったのだと思う、怖いから調べないけど。

 正直に言いますけど、僕はチョッキを忘れて現場に行ったことがありますです。現地について作業着に着替えるときに気がついた。
 <チョッキがないっ!!>
 瞬間的に顔色が変わったと思う(自分では見れないけど)。
 <無い、ない、ナイ・・・・!!!> しかも隠し通せることでもナイ。
 <今朝リュックの中を整理したときに戻し忘れたんだ>などと原因を追求しても仕方がナイ。
 同僚達の前で素直に白状した。
 「チョッキ忘れた、どうしよう」
 「あ、予備あるよ」とS君。
 ちょっと拍子抜けしながらホッとした。
 「あ、ありがとう」と僕。
 そんな仲間がいてくれて感謝、感謝でした。


----------------------------------------------------------------------

株式会社A'Train 本社

住所:東京都港区芝大門1-7-4
トーア芝ガーデン3F

電話番号:03-6721-5304

----------------------------------------------------------------------