『鉄道のしごと』というと真っ先に思い浮かぶのは運転士や車掌さん、それに駅員さんなど運行に直接携わっている人達のことでしょう。一般のお客さんとして目にするのはそういった仕事ばかりなので当然ですね。他にも運行管理をしている人や、普通の会社のように営業職や事務職だってもちろんある。
でもあまりお客さんの目に触れない工事系の仕事も実は沢山あるんだよね。例えば【保線部門】はレールや枕木の補修や交換、接続(溶接)なんかを受け持っている。季節に関係なく殆どを野外での作業なので、体力勝負の仕事だ。
そしてもっと目に付かないのが【電気設備部門】の人達。鉄塔や架線、電線、信号機の保守管理をしていて、高電圧が流れる受変電設備の設置や管理もやっているプロフェッショナルな仕事だ。架線に凧が引っかかったりすると、それを取り除きに出動するのも彼らの仕事。
さらに目立たないのは【建築部門】のお仕事。駅舎や事務所を建てて補修までする建築担当だ。
さてさて、そして工事系としては多分一番人気(だと思う)なのが、当社A'Trainの主業務である【車両工事部門】だ。多くは艤装(車体に設置する全ての装置)の改造や設備交換で、中でも伝送機器の設置や交換が多い。最近は防犯カメラや液晶モニターの新設が忙しくなっている。現場となるのはピットと呼ばれる列車用建屋や車内で作業することもあるが、屋外でやることも結構ある。電線とにらめっこすることが多いが、運転士や車掌よりももっと「電車に直で触る仕事」なのは間違いない。
電線をあたらしく引き直したり、チョキンと切って繋げたり、先っちょに端子を着けてネジで留めたりするわけです。私はこの作業は結構楽しんでます。
あ、ちなみにこの部門分けは筆者が独自にというか勝手に分類したものなので、とくに指摘などは受け付けませんのでヨロシク。
写真:車両の床下機器の改修作業/西武新宿線の保線作業風景
撮影:K.oka
株式会社A'Train 本社
住所:東京都港区芝大門1-7-4
トーア芝ガーデン3F
電話番号:03-6721-5304
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